つれづれ向日葵

歯科医師による、歯のあれこれ

歯磨きのコツ

歯磨きは毎日やっているけど自信がない、そういう声よく聞きます。

歯磨きは小さい頃に親御さんに教えてもらったきり、それぞれ自己流で磨いている人が多いのではないでしょうか?

来院される患者さんをみていると、うまく磨けている方もいれば、汚れがたくさん残ってしまっている方もいます。

          

そもそも、上手な歯磨き、下手な歯磨きとは何でしょう?

毎日歯磨きをしている方なら、歯磨きがあまり上手ではなくても歯全体にべったりと汚れが残っていることはまずありません。部分部分に汚れが残っているのです。

汚れが残りやすい部分は大体決まっており、「歯の根元」と「歯と歯の間」です。

つまり、「歯の根元」と「歯と歯の間」をキレイに磨くことが上手に歯を磨くポイントになります。

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今回は、「歯の根元」の磨き方についてお話します。

              

歯の根元は、歯と歯茎の境目のことです。境目を意識して歯ブラシを当ててみてください。力はいりません。ちゃんと当たると、歯茎を磨いているような感覚になるかと思います。

磨き終わったら、舌で歯の根元を触ってみましょう。ツルツルしているところと、ザラザラが残っている所があることに気づくと思います。

ザラザラしているとことろには、まだ汚れ(歯垢プラーク)が残っているので、歯磨き粉を付け直してもう一度磨いてみてください。うまくブラシが当たれば、ツルツルしてくると思います。

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汚れの取り残しがなくなれば、口臭の大部分はなくなりますし、汚れに伴う歯茎の腫れも引くので、歯茎から出血することも無くなります。

次回は、「歯と歯の間」の磨き方をお話します。

 

 

丁寧な歯磨きで長持ちする歯を